昼間友達と遊んだ。

どうしても朝の事が気になって、
トシフミに会いたくなった。

帰り友達に頼んでトシフミの居るゲーセンまで送ってもらった。

トシフミに会うと少し泣きそうになってしまった。
最近、涙腺が弱すぎる。

「朝…ごめんね」
「ん?気にしてないから大丈夫だよ」
そう言ってくれた。

「そだ此れのピンクのあげる」
トシの腕につけられているLIVESTRONGと書かれたブレスレット。

「やっぱヒトミはピンクでしょ」
そう言って渡してくれた。嬉しかった。
お揃いだ。

「ありがと」
素直にお礼を言ったら小さく笑ってくれた気がした。

会えてよかった…。

『強く生きろ』=LIVESTORONG
囚われた過去.
トシフミはいつも本当の事を言わない。

寂しい時や辛い時
私の身体を抱きしめてそれ以上何も言わない。


今日の朝、喧嘩になった。

トシフミはいつも誰かのために動いて、
自分の身体を休めようとしない。

「疲れてる」「忙しい」

休もうとしない。

「(誘い・お願いを)断って友達なくしたらどうすんだよ?」

トシフミは怖がりだ。
中学時代、それで友達をなくしたと言っていた。

「付き合いが悪りーッって離れていった」

それが断れない性格をつくっていた。

「一度断ったからってヒロちゃん達は離れていったりしないよ?」
「それはヒトミの考えだろう?」

「俺はそういう経験してるんだ」
囚われた心、不安。

痛み、悲しみ。
二度とそんな思いはしたくない。

トシフミは前向きな事ばかり私には言った。
でも、本当は違ったんじゃないだろうか?

本当は私に言ったのではなくて、
自分に言い聞かせていたんじゃないの?

そう思った。

トシフミはこうも言ってた。

「俺は独りでも生きていける、今までだってそうだった」

……なんて悲しくて残酷な言葉だろう。
私は自分が否定された気がした。

「独りで生きていける?じゃあ私は居なくてもいいんだ?」
「そんな事言ってない」

トシフミは少しも私を頼ろうとしない。
何の為に私は居るんだろう?

「頼りないかもしれない。
 でも少しぐらい頼ってよ。独りだなんて言わないで」

ただ悲しい言葉ばかりを連発されて、
何故かもがく自分が滑稽で、涙が溢れたままだった。

初めに感じた。

「彼は私以上に痛みを知ってる人。
 彼は私以上に人を失う辛さを知ってる人。
 彼は私以上に大切な人を失う苦しさを知ってる人。」6月21日

この想い。
その理由が解った気がした。
トシフミは囚われたままなんだ、過去に。

ねえトシ…
怖がらないで。
貴方の周りには優しい人がたくさん居るじゃない。
貴方を慕い、
貴方を「好き」だと屈託のない笑顔で言ってくれる友達が居るわ。

だからもっと話をしよう。
もっと、本当の事を教えて欲しい。

愚痴.

2005年7月30日 暁のこと
もう嫌だ。

「忙しい」
「ごめん」


もう聞き飽きた。
「ごめん」という言葉は嫌い。

正直に謝ってくれるからいいけど、でももう
ただもう聞き飽きた。

「忙しい」
知ってるよ。解ってるよ。

もうじゃあ無理して会いにきてくれなくていいよって
そういう言葉が喉の奥で
詰まって吐き出せない。押し込めない。

眼に見える疲れ。
我儘を言えると思う?

「素直になれ」
素直になれば、迷惑掛けるだけ。

そう思ってため息が出てきて、
イライラを親にぶつけて、怒られて、またため息。

そしたら変な事思い出した。

小学校の頃、共働きで母はいつも居なかった。
兄は妹の私にかまってくれなかった。

友達は少なく、いつもテレビを見てた。

なんだか惨めだ。
そんな事を思い出すこと自体惨めだ。

頭を振って、追い出そうとする雑念。
もう嫌だ。

「この人が最後の人」
そう人に言いながら何処かで「別れ」を思い浮かべる。

思い浮かべて、そんなの意味がないと
思い知らされて涙が出そうになる。

私はトシが好きで、別れたら
また辛さだけが残るのを知ってる。

馬鹿だ。

本当に馬鹿だ。
もう寂しさが募って可笑しくなってる。

我儘が言えない。
素直になれない。

この性格が憎い。

忙しい人.2

2005年7月29日 暁のこと
…寂しい。

トシフミはいつも誰かの為に動いてる。


先輩のために
友達のために
後輩のために
妹のために

いつも、頼られればすっとんでしまう。

文句を言いながら、
いつも誰かのために動いてる。

今日もトシフミに会えた。
でもまた妹に頼まれて迎えに行く事になってしまった。

せっかく会えたのにすぐ帰ってしまった。
仕方のない事だけど…

寂しいよ。

「また会えそうな日解ったら連絡するから」

ねえトシ、寂しいよ。

トシフミ、すごく疲れてる。
仕事だって大変。
誰かに呼ばれれば、答えるし。

私にだって会いにきてくれる。

体調崩して欲しくない。
でも寂しさも同じぐらいの想いで心を占めてる。

今ほんの少し泣きそうです。

トシフミは忙しい人。
そんな彼の恋人。

解っては居るけど寂しいね。

忙しい人.

2005年7月29日 暁のこと
昨日レポートを出しに行ったあと、友達に会った。

この間一緒にカラオケに行った子だ。
彼女とは唯一の地元友達。

ストレス解消という名目でまた行ったカラオケは楽しかった。

カラオケの最中ケータイの着うたが流れた。
「ごめん!ソッチ行くの遅くなるかも…」いつもながら忙しい人だ。

トシフミは妹を迎えに行くはめになってしまった。
しかも県外。往復でどんなに急いでも二時間は掛かる。

「ほんとごめん。多分ヒトミん家着くの夜になりそう…」

まあ、こんな事は毎回の事だし、
理由が解ってる分文句も言えない。

結局カラオケが終わって少し買い物をした後、
友達と地元に帰った。

夜、いつになっても連絡がない。
電話してみると

「つい十五分前に帰ってきたトコです」とのこと。
なんでか知らないけど息が上がってた。

「あっ今からヒロとご飯食べてから、ソッチ行くから。」
てか何故ヒロちゃんと一緒??

ご飯を食べ終わったトシフミがヒロちゃんの車でやってきた。
「ごめんね。遅くなって。」

妹を迎えに行き戻ってきたと同時にヒロちゃんから、
夕飯のお誘いがあったそうだ。
「ヒトミとの約束もあったけど、やっぱ
 彼女の約束ばっか優先して友達無くすのは嫌だからさ」

やっぱり忙しい人だ。しかも
「でさ、今日あんま長い事一緒に居られないかもなんだ。
 兄さんが車でトラブっちゃってさ。兄さんトコ行かなきゃいけないんだ」

…忙しい人だなぁ。

「だから、今日あんま会えなかった分明日も会おう」
忙しすぎて、気を遣いすぎていつかぶっ倒れる気がした。
そう言ってもらえて嬉しかったけど。

多分一時間も一緒に居なかった気がする。
だけど、ずっと嫌がってたプリクラ撮る約束もとりつけたし、
とりあえず満足、かな。
昨日は、「仕事終わったよ」の電話のあと、
一切連絡がなかった。

まあ、「メール出来ないかも」って言ってたし、
私も昨日はレポートやっててそれどころじゃなかったし。

今日はレポートを学校に出しに行く。
5枚書けと言われたレポートを2枚に短縮w

まあ、レポート出さないよりはマシでしょう。
夕方からはトシと会う予定。

どんくらい一緒に居られるか解んないけど。
まあ…会える事に感謝しときましょ。

明日は他のレポート終わらせなきゃーww

Street Story

2005年7月26日 音楽
HY CD CL 2003/04/16 ¥2,300
AM11:00 隆福丸 トゥータン 男前 コントロール かなぶんの羽 あなた 33ナンバー DREAMING くも さあ行こう Street Story
沖縄県東屋慶名(ひがしやけな=H.Y.)を拠点に活動する男女5人組バンド、HY(エイチワイ)の2ndアルバム。1stアルバム『Departure』が35万枚のヒットを記録、そして、本2ndアルバムはインディーズで初の快挙となる初登場オリコン1位(2003年4月16日付け)をマークした。好きな人と過ごす幸せを歌う温もりあふれるミディアムロック<1>…


中学時代の友達とカラオケに行った時、
彼女が歌ってた曲。

このアルバムだと七曲目の「あなた」。
すごくいい曲。

きっと、結婚式とかで歌ったら最高じゃないかな。
歌詞がすごく素敵。

いつか、そうだなぁ。
トシフミとこれから一年、二年付き合っていけたら、
その記念日に歌ってあげたいな。

そう想うぐらいイイ曲って事です。

木曜日.

2005年7月26日 暁のこと
昨日無性に寂しくなってトシフミに電話。

「会いたいんだな?正直に言ってみなー?」

いつもこんな調子。
こないだ「暫く会うの禁止」って言ってたのに
会いにきてくれた。

抱きしめられるとトシフミの体温が暖かさが心地いい。
安心出来る。

帰り際トシフミが言った。
「ねえこれから会う日決めとかない?」

流石にこう何度もうちまできてもらうにしても、
時間がかかるから疲れるし、
第一ガソリン代が馬鹿にならない。

「んー…明日は駄目だし、明後日もー…」
唸るようにしてトシフミは言った。

「よし。今週は木曜日に会おう。」
これまた予想外の答え。
一週間にいっぺんとか言われるもんだと思ったから嬉しかった。

「うん。木曜日ね」
日にちが解ってれば多少寂しくても我慢出来る。
今週の木曜日が楽しみだ。

彼女との会話.

2005年7月25日 友達
中学時代から続いてる友達に久々に会った。

私は彼女に会っていない間に色々と遭った。
彼女も私に会っていない間に色々と遭ったそうだ。

彼女は恋愛に傷ついていた。
友達のいざこざで傷ついていた。

私の時と状況はまったく違うけれど、
ストレスから食事もまともに取れず、今まで吸わなかった煙草も吸い始めていた。

「本当はカラオケとかでストレス解消した方がいいんだろうけどね」
そういう彼女は少し寂しさを帯びていた。

彼女と面と向かって、
色んな話をするのは初めてだった。

それだけ互いが変わったのか、大人になったのか。
よく解らないけれど。

ただ私も彼女も弱くなったのだろう。
「最近ね、愛とかそういうの欲しいって想うんだ」
彼女は少しだけ笑ってそう言う。

揺るぎない愛が、欲しい。
そんな話をずっとしていた。

就職活動.

2005年7月25日 お仕事
ある会社の筆記試験が合格!

とりあえず…一安心。
近いうちに面接と一般常識の問題を受けに行く。

どうなるかな。
うまくいくといいけど…。

とりあえず、また合格した場合のみ報告します。
私のために応援してくださいな! 笑

メール.

2005年7月24日 暁のこと
さっきトシフミからメールがきた。

「ヒロ達と遊んでるんだー」
それなら私も遊びたいっ!みたいな事送ったけど、
もう遅いし、しかもこれから行くトコあるからって言われちゃった。

それからカチコチと何回かメール。
「でも次いつ会えるか解んないよね?」と少し意地悪なメールを送ってしまった。

素直になりたい。
うまく言えない。↑上↑のこのメールから返事はまだない…。

明日は仕事休みって言ってたけど、
多分もう予定組んじゃってるんだろうなぁ。

私もどぉせ昼間学校だし…。

なんでこううまく言えないんだろう、私は。
焦っても意味ないけど。

あんな風に送ったら困るの解ってるのにさ。
うぅ…こんなんばっか…。
マネージャー昇進.
トシフミがマネージャーにされた。(ほぼ強制的に)

時給は変わらないけど仕事の時間が増えた。
仕事終わって家に着くのが九時。

前と二時間近くも違う…。

花火が終わった帰り道トシフミにそれを言われた。
「だからしばらくは会うの禁止な」

サーキットで働いてるトシフミはこれから余計忙しくなるそう。
しかもマネージャーになったから余計…。

ちょい寂し。
だけど、来月、私は夏休み。

トシフミは色んな計画を立ててくれた。

「いつも皆と会ってるだけだからね。
  たまにはデートっぽい事しなきゃね」

一緒に旅行とか。花火大会とか。どっかの遊園地とか。
色んな事今年は出来そうで楽しみ。

去年は教習所で夏休みほとんど潰れちゃったしなぁ。
今年は幸せな思い出がたくさん出来そう。

楽しみ。

記念日.

2005年7月23日 暁のこと
「今から迎えに行くから」
昨日の夕方、トシフミから電話があった。

四人で遊ぶ約束をしていたのでその電話だった。
「うん解った」まだ少し不安があったけれどそう答えた。

トシフミが迎えにきてくれた。
車に乗り込んだ後も暫く私は塞ぎこんでいた。

「ヒトミ俺が怒ってるって思ってるでしょ?」
「うん」
「なんで俺が怒んなきゃいけないの。俺が悪いのに」

私はトシフミの顔を見た。
…優しい顔が其処にあった。

それからはいつも通りに話が出来た。
嬉しかった。

待ち合わせ場所についてから、四人でご飯を食べ、カラオケへ。

深夜1時を過ぎてトシフミが言った。
「付き合って二ヶ月記念って事で花火でもするか?」

カラオケが終わった後、
コンビニで花火を買って近くの公園で花火をした。
すごく楽しかった。

うちに着いたのは深夜3時。
流石にお母さんにも怒られた 苦笑

それから何時間か寝て、
トシフミを電話で起こして私も学校へ行った。

幸せな二ヶ月記念日になった。
「俺になんか言う事ないの?」

昨日の夜、結局耐え切れずに10時ごろ電話。
トシフミは「ヨシの家に行く」と私に言った事をすっかり忘れ、

「ごめんね」と謝れてしまった。

途中涙が溢れてきて止まらなくなって、トシフミに
「お前泣いてるだろう?」と言われてしまった。

「泣いてない」とも言えず沈黙してしまった。
トシフミはそんな私の為に、ヒロちゃんに迷惑をかけるのを承知で、
ヒロちゃんに頼んでヒロちゃんの車で私のトコまできてくれた。

でも、嬉しいと思えなかった。

会ってからトシフミは私に言った。
「別に怒ってる訳じゃないから」

私はどうしても「ごめん」しか言えなくてなんだか哀しくて…

「ただ寂しかった。」そう言うのが我儘に思えて、
素直に言えなかった。

言うことを自分自身が許せなかった。
「素直になれ」何度言われたか解らないトシフミの言葉。

「ちょっと寂しくなっちゃっただけだから」
この期に及んでまだ意地を張ってる自分が悲しかった。

「で?俺になんか言う事ないの?」
「……」
なんと言えばいいのか解らずボロボロと涙腺の弱くなった眼を拭いながらまた沈黙。

文句を言えばいいのか、
それとも此処まできてくれた事を感謝すべきなのか、
もっと他の言葉を捜すべきなのか、

口の中にあるのは「ごめん」という謝罪の言葉しか浮かばず、
「まだ頭ぐるぐるしてるからうまく言えない…」
「解った。とりあえず時間も遅いし、家の前まで送るから」

そう言って手を差し伸べてくれた。

その後も色々何か言われた気がしたけどよく解らなかった。
ただ最後に家の前に着いた時、
「もっと考えるんだな」ってトシフミに言われた気がした。

そしたらもうよく解らなくて
ただただ哀しくて寂しくて、このまま壊れちゃえばいいのにって想った。

後から鏡を見たらひどいくらい眼は充血してるし、
元から肌が弱い瞼は少し紅くなっていた。

それからメールしたけど…
当たり前だけど返事はなかった。

朝もトシフミを起こす為電話したけど、
出てはくれなかった…

このまま駄目になるのかなぁ…
ただ寂しいって素直に言えなかっただけなんだけどなぁ…

放置.

2005年7月21日 暁のこと
ケータイ放置から数時間。
一度も着信メル音ならず。

この時間になると耐え切れなくていつも電話するけど、
今日は電話自体する気が起きない。

「俺は一途だから」口癖みたいに言うよね。
トシフミの周りの友達も「こいつの一途さは俺が保障する」って。

だからってここまで放置プレイっていうのもどうですか??

どぉせ車いじくってるんだろうけどね。
ヨシん家行ったって事は。

…ハァ。
今日だって自分から「四人で遊ぶべー!」とか言ってたくせに…。
だから昼間は二人で遊べないかなーって想ったのにさ…。
仕事休みだし…。

なんか↓下↓の日記と内容かぶりまくってるけど…。

寂し。

凹み具合.

2005年7月21日 暁のこと
凹み具合.
今日学校に行くと授業が休講…。
なんだかきた意味がない。

しかたないので家にUターン。
今日はトシフミの仕事が休み。

昼間から遊べたら嬉しいなーと言う思いで電話。

「俺暇だけどガソリンないからソッチ行けないよ
 それに今からヨシんとこ行かなきゃならないし」

とあっさり。
私が「遊びたい」と言う前にだめおしされ凹み。
っていうか今日みんなで会おうって言ったのトシフミでしょうが!

ハァ。
その後少しだけ読書をして即寝。

暫くしてトシフミから電話。
「ヨシの家電知ってるー?」…そんな電話かい。

電話を切ってまた昼寝(不貞寝)。
結局その後電話もメールも一切ナシ。

最近こんなんばっか。
昨日だって結局仕事場の人とお酒飲んでたみたいで、
メールなし。電話数回だけっていうのだったし。

…なんかどぉでもよくなる。
自分から連絡するのがなんか哀しい。

そういえば土曜日で付き合って二ヶ月目だなぁ。
トシフミ忘れてないと良いけど。

ていうか土曜に「会えない」って言われたら、
今日以上に凹みそうでヤだな。

フゥ。

ケータイ見るたび落ち込むのってどーよ…。

連絡は??

2005年7月20日 暁のこと
ここのところあまりメールや電話をしてくれない…。

昨日も車いじくりいじくりしてたそうで、
電話したら「ヒトミちゃんごめんねー?」って、さ。

こんな時だけちゃん付けかい。
まあその後「今からソッチ行ってあげるからー」って言ってくれたけどさ。

そんで本当にきてくれたけどさ。
あまりにも連絡ないと心配なんだって事に気づいてくれい。

ハァ。

今日も九時すぎても連絡なかったらさすがに怒るよー?
…こないかも(−思考)

>ミズキさん
私こそありがとうです&よろしくです。
私も彼氏ネタ炸裂なのでお願いしまっす♪ 笑

二枚の写真.

2005年7月19日 恋愛
二枚の写真.
「これですね?」お店の人に言われて見た一枚の写真。

十七日に出来上がると言われたのに、
今の今まで忘れていた写真を取りに行った。

その時見た写真。
五月二日浮気が解る数時間前のカオリとサイトウの写真だった。

(…ああ)

二人してピースして楽しそう。
確かこの時カラオケやってたっけ。

私の不機嫌モードでカラオケぶち壊しにしたけど 苦笑

ペラペラと写真を見ていたら、
春休み中に撮ったヨシと私のツーショット写真が出てきた。

(…こんなの撮ったんだ)

最初で最後の写真になってしまった。
写真の中でまだ幸せそうに笑ってる自分が居るのを見て、
少しだけ微笑ましい気がしたのは何故だろう。

感傷…とは違うけど。
少しだけあの頃の自分を抱きしめたくなるような…
そんな気持ちになった。可笑しな表現だけどね。

少しだけ
優しい気持ちで居られるようになったのかも。
よく解らないけれど。

再会.

2005年7月19日 浮き沈み
「ヒトミも乗れ」
DVDを渡しに行くとトシフミにそう言われた。

「デートだデート」
そう言いながら行く場所は決まっていた。
サイトウに会いに行く。

まさか私も行くとは思ってなかったので、
心の準備もナシに行く事に。

サイトウに最後に会ったのはいつだったっけ…
六月はまったく会ってない。
少なくとも一ヶ月以上は経ってる。

「サイトウちゃん?もうすぐ着くから」
トシフミがそう電話で話してる時見たくもない建物が見えた。

そうあの日、浮気が解った場所。
サイトウが会う際に指定した場所から近くだった。

「此処来たくなかったな」
「今は俺が居る。それでいいんだから考えるな」

…解っている。でも、
なんとなく嫌な気持ちになった。

サイトウの車が駐車場に止めてあった。

(……)

サイトウは元から痩せ型なのにさらに細くなっていた。
別に同情する訳ではないけど、ぐっとまた嫌な気持ちが溢れた。

私は車から出る気になれず、
ただ早くこの場から離れたい。そう思った。

DVDはトシフミの手からサイトウに渡された。
一通り車の話が終わったのか、
サイトウは車を走らせて先に去っていった。

(……)

なんとなく顔を上げる気になれない。
それを察したのかトシフミはふいに私にキスをしてくれた。

「これでもう大丈夫だろ?」

なんとなく大丈夫な気がした。

大切なコト。

2005年7月18日 恋愛
大切なコト。
今日トシフミがサイトウと会うそうで、
別に変な意味じゃなくて、

車の事で会うそうだ。

私はカオリにDVDを借りっぱなし。
なので、それをトシフミに渡して、トシフミがそれをサイトウに渡すそうだ。

…本来なら私も行きたい。
でももう過ぎてしまった事。

今更私がワーワー言った処で状況は変わらないし、
私自身それを望む必要がない事も知ってる。

こうして時間が過ぎていく。
其れは悪い事ではない、でも善い事だとも思えない自分が居る。

いつもその時によって一日の時間の長さは変わる。
一日なのに一週間ぐらいに感じたり。
一日なのに半日程度にしか感じなかったり。

その時によって変わる状況にビクビク怯えてみたり、
幸せだと笑みをこぼしてみたり、
忙しい。

サイトウ、仕事と学校頑張ってる?
別に心配してる訳ではないけれど、
今回の事を言い訳に使ったりはして欲しくないから。

ソレダケ。

DVDを渡す事で全ての繋がりが消える。
悲しくはないけれど、切なくもないけれど、ただ…

空しさは一生続きそうで嫌になる。

大切なのはそういう事じゃないって解ってるけど。
結構しつこい性格なのかも私。

とりあえず、
大切なのはもっと別な事って事で。

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