「俺は一人でも生きていける」

その言葉を何故今更理解出来たのか。
ただ台風が去っていって今日は一段と暑い中

不安で眠りに身をまかせた。

ふと中学時代を思い出した。
何故今更あんな事を思い出したのか。

真実も解らず去っていった中学時代。
彼女がただ私の横でずっと笑顔だった事だけは

憶えてる。

「一人で生きていける」

トシフミが言ったあの言葉は
中学時代に私が感じた事そのままだった。

何故忘れていたのか。
何故思い出したのか。

ただ頭が重く
眩暈がする。

嗚呼、寝不足だからか…。

一度忘れてしまった想いを
もう一度理解するには辛すぎる。

それでも頭は過去を再生し続ける。

頭の中で声が響く。
「こんな事が貴女にはあったのよ」
手が震える。

私は私の勝手な感情で彼女の行為を許した。
許したと言うにはあまりにも可笑しい気もする。

彼女は全てを忘れ
私は全てを背負い込まされたと
勝手に怒りをぶちまけただけだ。

それだけだ。
それだけなんだ。

今更思い出した処で何の意味も持たない。

「彼女が幸せになるのは許せない」
そんな想いをする必要もない。

私の不安が過去を再生させただけだ。

それだけだ。
それだけの事なんだ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索