貴方の心.

2005年8月15日 暁のこと
苦しい。
トシフミにそう叫ばれてしまった。

何故涙が出るのか解らない。
自分の為?相手の為?

「もう何も失いたくない」
ずっと言われていた言葉をまた言わせてしまった。

「爺ちゃんも家族も彼女も友達も」
解っていたのに知っていたのにまた言わせてしまった。

「だから俺は一人でも生きていけるって言ったんだ」
最後はみんな一人だと、そう言っていた。

私はなんて愚かなんだろう。
馬鹿なんだろう。

朝起こすのに電話してくれと言われた。
電話をした、そして切られた。

もう一度電話する勇気も無くケータイ片手に眠りにひきこまれた。

「ヒトミは自分が傷ついたら電話もしてこない」
耳の奥でこびり付いてる。―本当にそうだね、トシフミ。

トシフミ。

「俺より優しくて毎日会ってくれてデートもたくさんしてくれる
 そんなやつはゴマンと居るよ。それでもヒトミは
 俺を選ぶって言い切れるのか?」

トシフミ。
私は貴方がいいんだよ。
傍に居るんじゃない。傍に私が居たいんだよ。

私は幼すぎる。子供じみすぎてる。
悔しさで頭も心もいっぱいで涙が出る。

「俺の傍に居てもこうしてヒトミを傷つけてる。苦しめてる。」

トシフミ。
傷つけてるのは私の方でしょう?
言わせたくない言葉ばかり言わせてる。

苦しめてるのは私の方だよ。
トシフミの身体が苦しいって泣き叫んでるのが聴こえる。

ごめんね。

ごめんね。

ごめんね。

ごめんね。

私は貴方の傍に居たいだけなの。

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