トシフミはいつも本当の事を言わない。
寂しい時や辛い時
私の身体を抱きしめてそれ以上何も言わない。
今日の朝、喧嘩になった。
トシフミはいつも誰かのために動いて、
自分の身体を休めようとしない。
「疲れてる」「忙しい」
休もうとしない。
「(誘い・お願いを)断って友達なくしたらどうすんだよ?」
トシフミは怖がりだ。
中学時代、それで友達をなくしたと言っていた。
「付き合いが悪りーッって離れていった」
それが断れない性格をつくっていた。
「一度断ったからってヒロちゃん達は離れていったりしないよ?」
「それはヒトミの考えだろう?」
「俺はそういう経験してるんだ」
囚われた心、不安。
痛み、悲しみ。
二度とそんな思いはしたくない。
トシフミは前向きな事ばかり私には言った。
でも、本当は違ったんじゃないだろうか?
本当は私に言ったのではなくて、
自分に言い聞かせていたんじゃないの?
そう思った。
トシフミはこうも言ってた。
「俺は独りでも生きていける、今までだってそうだった」
……なんて悲しくて残酷な言葉だろう。
私は自分が否定された気がした。
「独りで生きていける?じゃあ私は居なくてもいいんだ?」
「そんな事言ってない」
トシフミは少しも私を頼ろうとしない。
何の為に私は居るんだろう?
「頼りないかもしれない。
でも少しぐらい頼ってよ。独りだなんて言わないで」
ただ悲しい言葉ばかりを連発されて、
何故かもがく自分が滑稽で、涙が溢れたままだった。
初めに感じた。
「彼は私以上に痛みを知ってる人。
彼は私以上に人を失う辛さを知ってる人。
彼は私以上に大切な人を失う苦しさを知ってる人。」6月21日
この想い。
その理由が解った気がした。
トシフミは囚われたままなんだ、過去に。
ねえトシ…
怖がらないで。
貴方の周りには優しい人がたくさん居るじゃない。
貴方を慕い、
貴方を「好き」だと屈託のない笑顔で言ってくれる友達が居るわ。
だからもっと話をしよう。
もっと、本当の事を教えて欲しい。
寂しい時や辛い時
私の身体を抱きしめてそれ以上何も言わない。
今日の朝、喧嘩になった。
トシフミはいつも誰かのために動いて、
自分の身体を休めようとしない。
「疲れてる」「忙しい」
休もうとしない。
「(誘い・お願いを)断って友達なくしたらどうすんだよ?」
トシフミは怖がりだ。
中学時代、それで友達をなくしたと言っていた。
「付き合いが悪りーッって離れていった」
それが断れない性格をつくっていた。
「一度断ったからってヒロちゃん達は離れていったりしないよ?」
「それはヒトミの考えだろう?」
「俺はそういう経験してるんだ」
囚われた心、不安。
痛み、悲しみ。
二度とそんな思いはしたくない。
トシフミは前向きな事ばかり私には言った。
でも、本当は違ったんじゃないだろうか?
本当は私に言ったのではなくて、
自分に言い聞かせていたんじゃないの?
そう思った。
トシフミはこうも言ってた。
「俺は独りでも生きていける、今までだってそうだった」
……なんて悲しくて残酷な言葉だろう。
私は自分が否定された気がした。
「独りで生きていける?じゃあ私は居なくてもいいんだ?」
「そんな事言ってない」
トシフミは少しも私を頼ろうとしない。
何の為に私は居るんだろう?
「頼りないかもしれない。
でも少しぐらい頼ってよ。独りだなんて言わないで」
ただ悲しい言葉ばかりを連発されて、
何故かもがく自分が滑稽で、涙が溢れたままだった。
初めに感じた。
「彼は私以上に痛みを知ってる人。
彼は私以上に人を失う辛さを知ってる人。
彼は私以上に大切な人を失う苦しさを知ってる人。」6月21日
この想い。
その理由が解った気がした。
トシフミは囚われたままなんだ、過去に。
ねえトシ…
怖がらないで。
貴方の周りには優しい人がたくさん居るじゃない。
貴方を慕い、
貴方を「好き」だと屈託のない笑顔で言ってくれる友達が居るわ。
だからもっと話をしよう。
もっと、本当の事を教えて欲しい。
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