のど飴の効果.

2005年7月13日 恋愛
のど飴の効果.
「罪悪感はあるの?」
一度でいい。カオリに訊きたかった。

でも無理だった。
あの子はケータイに出ない。

昨日、トシフミとヨシでサイトウとカオリに電話したそうで、
私がいくつか疑問に思っていた事実が解った。

あの子に罪悪感はない。
トシフミにきっぱりと言われてしまった。

「罪悪感があったのなら、
 最初からヨシの元へはいこうとしなかっただろうし
 親に反対されたからってサイトウちゃんの元へ戻るなんて事も
 しなかったと思うよ」

カオリにあの子に自分の意思を感じられなくなった。

「付き合おう」ヨシに告白されYESと答えた。
「よっちゃんのとこ行く…」あの日そう言って泣いた。
「もうサイトウなんか嫌!」そう言ってケータイを拒否った。
「うちら別れたんじゃないの」一方的なメール。

その全てにカオリの意思は感じられなかった。
ヨシに誘惑されたから私は悪くない。
早くどちらかに決めろと言うからヨシを選んだ。
サイトウがうるさいから皆が拒否れと言うからやった。
サイトウと今は付き合ってるもん。だからだもん。

そんな言葉が返ってきそうな気がした。
もちろん彼女本人からそんな言葉を訊いた訳ではない。

でもあの子に意思はなかった。流されるだけ流された。
そんな気がした。

サイトウはトシフミにこう言ったそうだ。

「なあヨシのやつ其処に居るんだろう?
 あいつもウジウジうざいなぁ」

サイトウは多分「勝った」そう思ったんじゃないかな。
「カオリを取り戻したぞ!」って。

トシフミは私に言った。
「自分が幸せになれれば周りなんてどうでもいいんだよ。
 そんな子の友達にヒトミはまた戻りたいの?
 そうやって戻ってもヒトミはまた悩んだりしない?」

…何も言えなくなってしまった。

結局

散ってしまったものは戻らない。

カオリとサイトウは「愛」かどうかは解らないけれど取り戻した。
私とヨシは「愛」を無くし「情」だけが残った。
サイトウとヨシは「友情」が薄れていった。
私はカオリに「友情」を捨てられた。

人間関係なんてそんなものなのだろうか?
なんだか…無意味なものに感じてしまう。

哀しい…と言うより空しい…
厭きれてしまう…

あの一ヶ月は私に無意味なものだけ残して過ぎてしまった…

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索