ねじれた心を解くような作業がずっと続いている。
昨日体重を量ると3kgほど落ちていた。
正確には2.5kgぐらいかな?
母は「なんで体重減らしたくないあんたが痩せて私は痩せないの?」と笑っていた。
夜、サイトウから電話があった。
電話に出るとずっと私の名前を呼びながら泣いている。
嘔吐もしていた。
少しずつでも確かに湧き上がってきたもの、怒りだった。
サイトウをこんなにしたのはあの二人だ。
震えが止まらなかった。
サイトウをなだめてから電話を切り、彼に電話した。
「サイトウに何言ったの!?」
何を言ったの、ねえ、何を言ったの…
この三日間得たものをあげれば何があるのだろう?
結局は四人とも全てを失った。
得たものなんて何もなかった。
失い壊れて修復も困難で苦しさと涙しかない。
彼から話を訊くと、サイトウは彼に電話で
サイトウ「お前から言うの辛いと思うけど…カオリと離れるようカオリに言ってくれ」
彼「解ったよ」
そう言ったのだそうだ。
彼はサイトウと電話を切ったあとカオリに電話をし、サイトウから言われた事を伝えた。
カオリはただ「解った」と答えたそうだ。
彼は訊いた。
「カオリちゃん俺の事好き?」
「好き」
「じゃあサイトウは?」
カオリは答えなかったそうだ。
私はそんな話を訊いて怒りが収まらず、
何それ?
好きなのに別れるの?
そんな中途半端な気持ちで浮気してたの?
サイトウを傷つけて
カオリがサイトウの元に戻ってきてあいつは
幸せになれると思うの?
全部壊したのにハイじゃあ戻りましょうで戻れるの?
こうなるなら初めからこんな事しなきゃよかったんじゃないの?
もう嫌われても仕方ないぐらいの勢いだった。
私は彼が好きだし、出来れば嫌われたくないけれど、
それほど怒りが私を支配してた。
そのあと、彼と電話を切り、カオリに電話をした。
「カオリ、ょっちゃんと別れたんだって?」
「うん」
「カオリ、一個訊いていい?」
「うん」
「カオリはょっちゃんとサイトウどっちが一番好きなの?」
「…」
私はイライラしていた。
答えろよ!!
答えろよ!!なあ!!??
答えられねぇのかよ!?おいッ!!
答えるッ…答えるよォッ
ぱぱ(サイトウ)が好きだよォ
それが本当か嘘か私には解らない。
でも答えが訊ければもう何も言う事はなかった。
解ったと言って私は電話を切った。
サイトウに電話するとまだ嘔吐を繰り返していた。
苦しいともがいていた。
何度も私の名前を呼んで、何度もごめんと繰り返していた。
怒りと哀しさと辛さと涙と苦しさと痛みと叫びと嘆きと
蟻地獄のようにのみこまれてボロボロだった。
それからカオリと彼とサイトウに交互に電話で話した。
頭の片隅でケータイ料金やばいなーなんてどうしようもない事も考えたりした。
夜中、多くの人が眠りで静まりかえる頃
サイトウからまた電話があった。
少し落ち着いたのか、嘔吐もなく、小さな声で話しをした。
私と電話を切ったあと、彼に電話で話しをし、
その後カオリにも電話で話しをしたそうだ。
サイトウはこんな状況になっても、いやこんな状況だからこそカオリに懇願した。
お願いだからもう一度付き合ってくれ…
カオリは明日(今日)答えを出すと言って電話を切ったそうだ。
サイトウは怖がっていた。
明日本当に連絡はくるのだろうか?
結論をきちんと教えてはくれるのだろうか?
俺はもう一度カオリを抱きしめる事は出来るのだろうか?
震える手でケータイを持ち、私に呟いていた。
ごめんな…
全部俺のせいなんだよな…
全部俺の…
サイトウは自分を責めていた。
悪いのはあの二人なのに。サイトウはただカオリを愛してるだけなのに。
ただ純粋に愛して、抱きしめて一緒にいたいと想い続け…
願い続けているだけなのに…
昨日体重を量ると3kgほど落ちていた。
正確には2.5kgぐらいかな?
母は「なんで体重減らしたくないあんたが痩せて私は痩せないの?」と笑っていた。
夜、サイトウから電話があった。
電話に出るとずっと私の名前を呼びながら泣いている。
嘔吐もしていた。
少しずつでも確かに湧き上がってきたもの、怒りだった。
サイトウをこんなにしたのはあの二人だ。
震えが止まらなかった。
サイトウをなだめてから電話を切り、彼に電話した。
「サイトウに何言ったの!?」
何を言ったの、ねえ、何を言ったの…
この三日間得たものをあげれば何があるのだろう?
結局は四人とも全てを失った。
得たものなんて何もなかった。
失い壊れて修復も困難で苦しさと涙しかない。
彼から話を訊くと、サイトウは彼に電話で
サイトウ「お前から言うの辛いと思うけど…カオリと離れるようカオリに言ってくれ」
彼「解ったよ」
そう言ったのだそうだ。
彼はサイトウと電話を切ったあとカオリに電話をし、サイトウから言われた事を伝えた。
カオリはただ「解った」と答えたそうだ。
彼は訊いた。
「カオリちゃん俺の事好き?」
「好き」
「じゃあサイトウは?」
カオリは答えなかったそうだ。
私はそんな話を訊いて怒りが収まらず、
何それ?
好きなのに別れるの?
そんな中途半端な気持ちで浮気してたの?
サイトウを傷つけて
カオリがサイトウの元に戻ってきてあいつは
幸せになれると思うの?
全部壊したのにハイじゃあ戻りましょうで戻れるの?
こうなるなら初めからこんな事しなきゃよかったんじゃないの?
もう嫌われても仕方ないぐらいの勢いだった。
私は彼が好きだし、出来れば嫌われたくないけれど、
それほど怒りが私を支配してた。
そのあと、彼と電話を切り、カオリに電話をした。
「カオリ、ょっちゃんと別れたんだって?」
「うん」
「カオリ、一個訊いていい?」
「うん」
「カオリはょっちゃんとサイトウどっちが一番好きなの?」
「…」
私はイライラしていた。
答えろよ!!
答えろよ!!なあ!!??
答えられねぇのかよ!?おいッ!!
答えるッ…答えるよォッ
ぱぱ(サイトウ)が好きだよォ
それが本当か嘘か私には解らない。
でも答えが訊ければもう何も言う事はなかった。
解ったと言って私は電話を切った。
サイトウに電話するとまだ嘔吐を繰り返していた。
苦しいともがいていた。
何度も私の名前を呼んで、何度もごめんと繰り返していた。
怒りと哀しさと辛さと涙と苦しさと痛みと叫びと嘆きと
蟻地獄のようにのみこまれてボロボロだった。
それからカオリと彼とサイトウに交互に電話で話した。
頭の片隅でケータイ料金やばいなーなんてどうしようもない事も考えたりした。
夜中、多くの人が眠りで静まりかえる頃
サイトウからまた電話があった。
少し落ち着いたのか、嘔吐もなく、小さな声で話しをした。
私と電話を切ったあと、彼に電話で話しをし、
その後カオリにも電話で話しをしたそうだ。
サイトウはこんな状況になっても、いやこんな状況だからこそカオリに懇願した。
お願いだからもう一度付き合ってくれ…
カオリは明日(今日)答えを出すと言って電話を切ったそうだ。
サイトウは怖がっていた。
明日本当に連絡はくるのだろうか?
結論をきちんと教えてはくれるのだろうか?
俺はもう一度カオリを抱きしめる事は出来るのだろうか?
震える手でケータイを持ち、私に呟いていた。
ごめんな…
全部俺のせいなんだよな…
全部俺の…
サイトウは自分を責めていた。
悪いのはあの二人なのに。サイトウはただカオリを愛してるだけなのに。
ただ純粋に愛して、抱きしめて一緒にいたいと想い続け…
願い続けているだけなのに…
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